きらびやかな山車が勇壮に巡行した前回の敦賀まつり=2019年9月4日、敦賀市神楽町1丁目(本社ヘリから撮影)

 新型コロナウイルス感染拡大などの影響で中止が続いていた敦賀まつりが4年ぶりに開催される。19日に福井県敦賀市役所で敦賀まつり振興協議会総会があり、9月2~4日に開催することを正式決定した。

 港町敦賀に秋の訪れを告げる敦賀まつりは、気比神宮の例大祭に合わせて例年9月上旬に開かれる。市内外から約15万人が見物に訪れる。観客や参加者の密集防止が難しく、新型コロナ感染拡大を防ぐためなどとして2019年を最後に中止が続いていた。

 2日は例大祭の前夜祭に位置付けられる「宵山巡行」が神楽町1、2丁目通りである。3日は気比神宮のご神体を祭った神輿(みこし)が市内を巡る「御鳳輦(ごほうれん)巡幸」や多数の神輿が練り歩く「神輿渡御」、カーニバル大行進を実施。4日は呼び物の山車(やま)巡行や、民謡踊りの夕べがある。

 「つるがの山車保存会」の会長は「3年間コロナでやることができなかっただけにうれしく思う。敦賀の『けいさんまつり』を以前のように行い、多くの人に来てもらい、見てもらえたらと思っている」と話している。

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