• 動く恐竜4体を見ることができるスペース=1日、小浜市白鳥の四季彩の宿花椿
  • 恐竜プランで宿泊した際の部屋の装飾の例
動く恐竜4体を見ることができるスペース=1日、小浜市白鳥の四季彩の宿花椿

 福井県小浜市白鳥のホテルアーバンポートが展開する「四季彩の宿花椿」に、動く恐竜像4体を設置した恐竜ゾーンが完成した。ロビーでも別の1体がお出迎えし、恐竜の装飾を施した客室や特別メニューが楽しめる宿泊プランも新たに用意。3月1日にリニューアルオープンの式典が開かれ、関係者は「親子でワクワクする旅行に来ていただきたい」とアピールしている。

 恐竜ゾーンは1階奥のスペースにあり、ティラノサウルスやトリケラトプスのほか、スピノサウルス、パラサウロロフスの4体と対面できる。ロビーには、勝山市で化石が発掘され日本で最初に学名が付けられたフクイラプトル像もお目見え。いずれも体長2~3メートルのサイズで頭やしっぽを動かし、鳴き声を上げるリアルな仕様となっており、自由に眺めたり写真撮影したりできる。

 恐竜プランを選んで宿泊すると、恐竜型のバルーンやぬいぐるみで客室が装飾され、プレゼントなどの特典がある。小学生以下の子ども向けには、恐竜の卵に見立てた若狭牛入りコロッケや恐竜型のポテトなどが盛り付けられたキッズプレートが提供され、各シーンで恐竜を楽しめる演出を用意している。

 県や市の補助金を活用し整備した。県によると、恐竜コンセプトの客室や共有スペースを備えた宿泊施設は嶺南で2例目という。

 式典では市内の園児約60人が招待され、動く恐竜像に歓声を上げていた。ホテルアーバンポートの山岸博之会長は「福井と言えば恐竜。来て体験していただき子どもたちに夢を持ってほしい」と話した。

 同プランは1泊2食付きで大人1人2万4200円~、小学生1万3200円、幼児1万2100円。問い合わせは同ホテル=電話0770(53)2001。

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