試作が進むひな人形をイメージしたかまぼこ=16日、敦賀市余座の小牧

 桃の節句を前に、福井県敦賀市余座の老舗かまぼこ工場「小牧」で、ひな人形をイメージしたかまぼこの試作が進んでいる。2月16日はカラフルでまん丸のかわいらしい男びなと女びなが工場に並んでいた。

 10年以上前から生産している。蒸した白いすり身を軟らかいうちに9センチほどの半球にし、羽織に見立てた薄いかまぼこを貼り付ける。目や口の丸い模様などを付けて完成する。ひし餅や3色団子、梅の花もかまぼこ製。

 22日以降に販売分の製造を開始する。戸羽彰伸営業部長は「お子さん、お孫さんへのプレゼントとしてお買い求めいただければ」と期待していた。

 ひな人形2体のみのセットが税込み1500円で、ひし餅などが入ったセットが同3千円。予約が必要で21日まで受け付ける。直売店(同市余座)での受け渡しのほか、発送も対応する。申し込み、問い合わせは小牧=フリーダイヤル(0120)700615。

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