福井県敦賀市と歴史的なつながりがあるポーランドの伝統菓子「ポンチキ」を味わう催し「脂の土曜日」が2月18日、同市神楽町2丁目のフジオネワーケーションプレイスで開かれた。大勢の市民らが訪れ、聞き慣れない名前のお菓子と催しを楽しんだ。
敦賀高創生部が企画。「ポンチキ」は穴の空いていないドーナツで昨年10月から試作を重ねてきた。イベント名は断食の直前に「ポンチキ」を大量に食べるキリスト教の祝祭日「脂の木曜日」にちなんだ。
1年生部員11人がお客さんの呼び込みをしたり、ポンチキを揚げたりと手分けして運営。注文を受けてからイチゴジャムや生クリームを注入して仕上げ販売した。家族連れや学生らが訪れ、次々と売れていった。
一番乗りで訪れた高校生グループは「生地のふわふわ感と、中のジャムの相性が良くおいしかった」と絶賛。生クリームとジャムの両方を注文した夫婦は「初めて食べたがおいしい。若い子たちが敦賀のまちを盛り上げてくれて頼もしい」と目を細めた。
創生部の男子学生は「ポンチキを食べたのをきっかけに、ポーランドと敦賀の歴史を知りたいと思ってもらえたらうれしい。今後もイベントを通じて、幅広い世代の人に食べてもらいたい」と話していた。
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