福井県小浜市は2月7日、同市北塩屋の若狭総合公園内に、子どもの遊び場となる全天候型施設キッズプレイパーク「なないろ(仮称)」を整備する方針を明らかにした。一部の遊具を季節ごとに入れ替え利用者を飽きさせないよう工夫するほか、おむつ替えや授乳スペースを設け利便性も確保する。2024年5月の開館を目指す。
屋内砂場のある多目的休憩施設と温水プールの間の芝生広場に建設予定。木造平屋建てで、多目的休憩施設と同規模の延べ床面積300平方メートルを見込む。県が各市町に最大1億円を支援する補助事業を活用し、総事業費は約1億7千万円。3月定例市会で提案される23年度当初予算案に計上する。
市は22年度、子育て世代で庁内横断チームを作り検討を進めていた。市内の園児の保護者を対象に実施したアンケートで420人から意見を収集。要望の多かった十分な駐車場があり、屋内砂場などほかの園内設備と併せて楽しんでもらえることなどから建設地を決めた。
コンセプトは▽親子で安らげる場▽子どもの五感を育む場-など7項目を設定。プロジェクターなどの映像を活用し遊ぶ「光」、壁に積み木などをくっつけて遊ぶ「空」、読み聞かせができる「海」に加え、春夏秋冬で遊具を入れ替える計四つのゾーンを設ける考え。冷暖房やトイレも備え、未就学児も安心して利用できるようにする。
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