• 敦賀の食材を活用した新メニューを発表した飲食店員ら=9日、敦賀市の敦賀商工会館
  • 越前ズワイガニのラザニア
  • 敦賀のおぼろ昆布の特製だしで食べる敦賀真鯛の鯛茶漬け
  • 敦サカレーサラダ
敦賀の食材を活用した新メニューを発表した飲食店員ら=9日、敦賀市の敦賀商工会館

 敦賀真鯛(まだい)や昆布など敦賀市の食材を活用したご当地グルメ「つるがUMAMIグルメ」に新たなメニューが加わった。敦賀らしく仕上げたお弁当やお茶漬け、サンドイッチ、パスタ、ラザニア、ピザなど多彩なラインアップ。発表会が9日、同市の商工会館で開かれ、各店の担当者は北陸新幹線敦賀開業を念頭に「敦賀の魅力を詰め込んだ」「また来たいという味に仕上げた」と熱く語った。

 新グルメの開発は、2024年春の北陸新幹線敦賀開業を控え、観光客を出迎える「敦賀の食」を充実させようと敦賀商工会議所と新幹線敦賀開業まちづくり推進会議が21年度に企画した。初年度は市内15店の特色あるメニューが誕生。本年度は市内11店が「UMAMIいろいろグルメ」13商品、1店が敦賀チャレンジ企業応援補助金で1商品を開発した。

 「UMAMIいろいろグルメ」は敦賀の食材を2種類以上活用し「海の恵み」「陸と海の玄関口」「おおらかな人間性」といった敦賀らしさをコンセプトに沿ったものとするルール。敦賀チャレンジ企業応援補助金は、敦賀名物などの商品開発を補助する。

 「カメレオン食堂」はオリーブオイル漬けへしこと季節野菜で「お酒にも合う、『また食べたい』と思えるパスタ」に仕上げたペペロンチーノを紹介。「まるさん屋」は敦賀真鯛の切り身をのせた鯛茶漬けに、鯛の皮せんべいを添え「パリパリの食感も楽しめるし、鯛のうま味を存分に味わえます」とアピールした。

 「気比の里」の「T―UMAMIランチ」は敦賀真鯛、へしこ、ふくいサーモン、焼きサバのすしと、ソースカツなどを詰め込んだ和風ランチボックス。担当者は「敦賀に来たぞ、という気分に浸ってほしい」と話した。

 新メニューは10日から順次提供される。

【UMAMIいろいろグルメ】

 ゆず香る〆さばのカプレーゼつぶマスタード和え、敦サカレーサラダ(海鮮みなと家)、敦賀産へしこと地産の季節野菜のペペロンチーノ・サラダ仕立て(カメレオン食堂)、T―UMAMIランチ(気比の里)、わさび昆布INアカカンバクロワッサン(酵母の工房パナショー)、ますよね松花堂御膳(魚とごはん ますよね)、カニカニWチーズバーガー(サカナのバーガー敦賀駅前店)、越前ズワイガニのラザニア(Speranza Fiore)、敦賀真鯛と旬の野菜のピッツァ(テアトロ)、敦賀のおぼろ昆布の特製だしで食べる敦賀真鯛の鯛茶漬け(まるさん屋)、つぬがの塩レモンラーメン、つぬがの塩おにぎり(LABwel)、敦賀の魚介を使った円山リゾット米のスップリ(Renato)

【敦賀チャレンジ補助金】

 中池見玄米茶(お茶とハーブの店 茶蔵)

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