徳川家康がかつて福井県美浜を訪れたことにちなみ、全国各地の家康グッズを集めた「城コレ2023・特別版~どれもが家康!~」が、美浜町佐柿の若狭国吉城歴史資料館で開かれている。大ファンという大野館長が、30年以上かけて集めたフィギュアやぬいぐるみなど235点を展示している。4月16日まで。
城巡りが趣味の大野館長は、私費で買い集めた城の土産品を「城コレ」と題して2015年から不定期で披露してきた。今回はNHK大河ドラマ「どうする家康」放映に合わせ、ゆかりの地美浜をPRしようと特別版として開催。大野館長は、家康とゆかりの深い静岡県出身で「忍耐強いところが良い。歴史上の人物で一番好き」と、家康グッズを約500点持っているという。
今回は、家康の顔や姿が分かるコレクションを厳選した。愛知県にある松平元康(後の家康)像や関ケ原の戦いで着用した甲冑(かっちゅう)のフィギュア、キャラクターとコラボしたぬいぐるみなどがずらり。没後400年の15年に静岡市で開かれたイベントのペーパークラフトなど、貴重な品も並ぶ。
ワークショップで手作りしたという人形、ミニカーや絵馬なども展示され、見応えがある。このほか、越前朝倉氏攻めで美浜を訪れたときの家康の行動や町内などに残る伝承をまとめたパネルもある。
大野館長は「いろんな家康のイメージがあるように土産品もバリエーションに富んでいる。見ていて飽きない」と来館を呼びかけていた。入館料は大人100円、中学生以下50円。月曜休館。
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