チョコレートの老舗「ゴンチャロフ製菓」(本社神戸市)のバレンタイン期間限定チョコのパッケージに福井県敦賀市立博物館が収蔵する日本画「狗子(くし)図」が採用された。同館の所蔵する絵画群の中でもアイドル的人気を誇っており、学芸員は「全国の人にチョコを楽しみながら敦賀のかわいいわんこを知ってもらえたらうれしい」と喜んでいる。
狗子図は円山派の始祖、円山応挙による1778(安永7)年の作品。雪の上でじゃれ合う3匹の子犬の表情や質感で人気を集めている。ゴンチャロフ製菓は1923年創業の老舗で、和菓子をチョコレートで表現し、全国で人気の日本画をパッケージにした「甘味(かんみ)画廊」シリーズに狗子図を採用した。同社の担当者は「大切な方への贈り物や自分へのご褒美として選んでほしい」と話している。
狗子図パッケージのチョコレートセットは「和菓子しょこらあわせ苺(いちご)」で1080円(税込み)。2月9日まで同社オンラインショップで購入できる。