福井県高浜町地域おこし協力隊のメンバーが、町内外で働くさまざまな職業の人材を紹介するオリジナルカードを制作している。人柄に親しみを持ってもらえるよう、アニメや映画のキャラクターに変身させた合成写真や、レーダーチャートで性格を「見える化」するなど遊び心にあふれている。50枚以上を制作、町内やホームページ上での公開を目指す。
町内外で活躍する人を紹介し、つながりを広げてもらおうと、協力隊の山本さん、嶽さんが昨年4月から制作を開始。12日現在、町内で働く自治体職員や元地域おこし協力隊員、絵本作家、看護師など16人をそれぞれ1枚のオリジナルカードにしている。
「ひとずかん」と題し、取り上げた人の写真は、その人自身が好きなアニメや映画のキャラクターに合成した。協力隊の嶽さんは、アニメ「ポケットモンスター」の主人公に変身。野瀬豊高浜町長は、自身が好きな映画「スター・ウォーズ」に出てくる悪役姿になるなど、ユニークなものばかり。このほか長所や短所、特技を五角形のレーダーチャートなどで示している。
年内にも高浜まちづくりネットワーク(同町)や同ネットワークのホームページ上での公開を目指している。今後は町外で活躍する人も取り上げる方針で、山本さんは「地域で活躍する人の活動や人柄を知ってもらい、(町外の人も含めた)新しいつながりを生み出すきっかけになれば」と話している。
オリジナルカードに取り上げる人は随時募集している。問い合わせは同ネットワーク=電話0770(72)2740。
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