福井県美浜、若狭両町にまたがる三方五湖で冬場に見られる野鳥を撮影した「三方五湖 冬鳥の写真展」が、若狭町の県海浜自然センターで開かれている。極彩色の羽色やユニークな見た目のカモをはじめ、集団でエサを捕る瞬間などを捉えた約60点が並ぶ。2月28日まで。
野鳥の写真展は昨夏に続き2回目。日本野鳥の会福井県の会員が撮りためた三方五湖や周辺で見られる約50種類の写真を用意した。
見た目がそっくりなことから「パンダガモ」と呼ばれるミコアイサや、緑色の頭部と茶や白、青色の羽が美しいマガモなどがずらり。環境省のレッドリストで絶滅危惧2類に分類されているオジロワシが大空をかける写真は迫力がある。オオハクチョウが羽ばたく優雅な写真も並ぶ。
カワウが魚を丸のみする瞬間や、ハシビロガモが集団で円を描くように水面を泳ぎ中心に集まったプランクトンを食べる写真も展示。水鳥の暮らしぶりがよく分かる。入館無料。月曜休館。
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