福井県小浜線利用促進協議会はJR西日本と連携し、モバイルファクトリー(本社東京)が提供するスマートフォン向けゲーム「駅メモ!」シリーズとのコラボキャンペーンを展開している。JR小浜線の駅や沿線の観光スポットを訪れ、ゲーム内の条件をクリアすると、オリジナルノベルティがプレゼントされる。
同線の全線開業100周年記念事業の一環で、位置情報連動型ゲーム「ステーションメモリーズ!」「駅メモ!Our Rails」とコラボ。両ゲームは「でんこ」と呼ばれるキャラクターたちと、対象となる全国9千以上の鉄道駅を巡り旅の記録や称号集めを楽しむもので、鉄道ファンに人気がある。
ゲーム内では5月7日まで、敦賀や小浜など8駅と沿線の4スポットを対象にデジタルスタンプラリーを実施。各所を巡ってミッションをクリアすると、ゲーム内のアイテムを獲得できる。
同協議会では、対象場所のうち「敦賀港(敦賀鉄道資料館)」「御食国若狭おばま食文化館」「UMIKARA」でミッションをクリアした人に、それぞれシール(限定3千人)、ミニ色紙(同2千人)、キーホルダー(同千人)を3月31日まで贈呈している。いずれも小浜線公式キャラクターに認定されたでんこ「小浜まい」や周辺の観光スポットがデザインされ、各所の最寄り駅近くの観光案内所などでクリア画面を見せると受け取れる。
キャンペーンに合わせ、美浜、三方、上中駅ではでんこの写真パネルを、若狭本郷と若狭高浜駅ではオリジナルデザインの駅名標を、小浜駅では両方を展示している。同協議会事務局の小浜市新幹線・交通まちづくり課担当者は「県外の多くの方にも小浜線を使い嶺南に来ていただくきっかけになれば」と話している。
(※福井新聞社提供。無断転載を禁止します。記事に関するお問い合わせは福井新聞社へ。)