福井県敦賀市の金崎宮で、巫女(みこ)役の「福娘」と桜の小枝を交換し良縁祈願や心願成就を願う「花換(はなかえ)まつり」が3月30~4月11日、開かれる。敦賀観光協会が2月17日まで福娘を募集している。
祭りは明治時代に始まったと伝わる。ソメイヨシノが咲く花見の名所としても知られる金崎宮に花見に来た男女が「花換えましょう」と小枝を交換し、互いの思いを確かめ合ったことが由来とされる。昨年、一昨年は新型コロナウイルス感染予防のため、小枝交換ではなく枝同士を重ね合わせる“新しい様式”で行った。今年も同様のやり方となる見込み。
福娘は期間中の午前9時半~午後4時半、来場者と花換えしたり、神事に参加したりする。高校生を除く18歳以上の女性が対象で、募集人数は3人程度。事前研修があるため未経験者でも応募可能で、従事手当が支給される。
氏名、生年月日、住所、連絡先、勤務先、自己PRを明記し、写真を添えて申し込む。敦賀観光協会(〒914-0063、敦賀市神楽町2丁目2の4)まで履歴書を持参もしくは郵送するか、同協会ホームページ記載のメールを送信する。書類審査し、結果は3月上旬に書面で知らせる。
問い合わせは観光協会=電話0770(22)8167。
(※福井新聞社提供。無断転載を禁止します。記事に関するお問い合わせは福井新聞社へ。)