• ダイナミックな技を次々と披露する「つるが鳶」の隊員=9日、敦賀市きらめきみなと館
  • ダイナミックな技を次々と披露する「つるが鳶」の隊員=9日、敦賀市きらめきみなと館
  • はしごの上でバランスを取りながら技を披露する乗り手
  • 息ぴったりの技を披露する乗り手
ダイナミックな技を次々と披露する「つるが鳶」の隊員=9日、敦賀市きらめきみなと館

 敦賀美方消防組合敦賀消防団の出初め式が1月9日、福井県敦賀市きらめきみなと館などで行われた。団員による一斉放水があったほか、屋内では消防鳶(とび)隊「つるが鳶」がはしご乗りを披露。市民らに防火を呼び掛けた。

 式には団員や同組合職員ら約180人が参加。一斉放水で笙(しょう)の川に赤や黄、青色の水のアーチが架かると、訪れた市民らは歓声を上げていた。同館前の市道では団員や消防車両が行進し、士気を高めていた。

 昨年に続き、屋内行事は関係者のみで実施。はしご乗りは法被姿の約50人が3隊に分かれて演技した。乗り手8人が交代しながら高さ約6メートルのはしごの上で次々と技を展開。両手ではしごをつかみ体を真横に伸ばして足を開く力技「横大」や大技の「ねずみ返し」、ダイナミックな連続技が決まると、拍手が送られた。

 つるが鳶の山本宗治隊長は「練習の成果を発揮できた。若い人にも関心を持ってもらえたらうれしい」と話していた。

 同組合管理者の渕上隆信市長は「社会環境の変化に即した消防力の充実強化など、災害に強い安全で安心なまちづくりを進めていく。関係者の皆さんには、なお一層の尽力をお願いしたい」と訓示した。

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