福井県敦賀市蓬莱町の敦賀水産卸売市場で1月5日朝、初市が開かれた。水揚げされたばかりのハマチやサワラ、アジなどが並び、競り人の威勢のいい声が響いて活気にあふれた。
初市に先立って行われた年賀式には、県漁連関係者や仲買人ら約80人が出席。県漁連敦賀支所の松村芳浩支所長は「これからの漁獲を期待し、皆さまと協力しながら市場繁栄に努めていきたい」とあいさつ。渕上隆信市長も「北陸新幹線が開業し関東の方が来られた時に、魚は絶対的な魅力。市場でいろいろなものが売られていけば」と述べた。出席者全員で三本締めを行い、新年を祝った。
敦賀湾内や美浜町の定置網などで水揚げされた約4トンが競りや入札にかけられた。しけの影響で例年より少なかったが、新鮮な魚介類を前に、競り人が声を上げると、仲買人が指で買値を示し、次々と競り落としていった。
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