JR小浜線全線開業100周年に合わせ、福井県嶺南6高校の生徒が利用促進に向けて活動している。100周年を迎えた20日は、敦賀工高生が制作した北陸新幹線車両のイルミネーションが敦賀駅前にお目見えした。
通学で同線を利用する高校生に活性化に取り組んでもらおうと、小浜線利用促進協議会は本年度、敦賀、敦賀気比、敦賀工、美方、若狭、若狭東の6校に協力を呼びかけた。学校ごとに取り組みの「小浜線マイルール」を策定し、イベント計画やフリーペーパー作成を進めている。
敦賀工高生はマイルールを「未来に残そう光り輝く小浜線」に設定。敦賀駅交流施設オルパークの依頼を受けて2014年から毎年冬に行っているイルミネーション制作展示のテーマを今年は「小浜線100周年」とした。
イルミネーションは電気科の3年生7人が制作し、全長約6メートルで幅、高さは約1メートル。アルミ材で枠組みを作り、青、白、黄色の発光ダイオード(LED)電球約1万3千個で車両を表現した。気比神宮の大鳥居をイメージした作品もある。
この日は雨が降る中、生徒や教諭が設置した。点灯すると駅前が色鮮やかに照らされた。イルミネーションは2月中旬まで毎日午後4時半~同10時半に点灯する。
同校近くの西敦賀駅を利用する生徒が定期的に行っている同駅の清掃活動もマイルール実践プランに盛り込んだ。各校の取り組みは同協議会のインスタグラムアカウントで発信している。
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