小屋に運び込んだたいまつ用の枝葉をまとめる参加者=2日、小浜市神宮寺の若狭神宮寺境内

 来年3月に行われる福井県若狭地方の伝統神事「お水送り」に向け、保存会などが2日、小浜市神宮寺の若狭神宮寺境内でたいまつ用の枝葉を集めるしば刈りを行った。3年ぶりの実施で、大きく成長した樹木から枝葉を切り取った。

 うのせ講・お水送り保存会や神宮寺壮年会のメンバーら約20人が参加。重機で樹木から枝を切り落とし、チェーンソーで短く切ってまとめてから小屋に運んだ。

 今後は4カ月ほど枝葉を乾燥させ、来年2月にたいまつ作りを行う。

 同保存会の代表は「多くの人が手伝ってくれてありがたい。来年のお水送りに向けて準備を進めていきたい」と話していた。

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