• 京極家の女性に焦点を当て約60点の史料を紹介する県立若狭歴史博物館の特別展=16日、小浜市の同館
  • 京極家が若狭国を治めるに至った経緯が分かる資料、全国初公開の品などを展示した県立若狭歴史博物館の特別展=16日、小浜市の同館
  • 常高院が将軍に直接語ったことを記した寺伝などを展示した県立若狭歴史博物館の特別展=16日、小浜市の同館
  • 常高院が将軍に直接語ったことを記した寺伝などを展示した県立若狭歴史博物館の特別展=16日、小浜市の同館
  • 常高院が将軍に直接語ったことを記した寺伝などを展示した県立若狭歴史博物館の特別展=16日、小浜市の同館
京極家の女性に焦点を当て約60点の史料を紹介する県立若狭歴史博物館の特別展=16日、小浜市の同館

 福井県小浜市の県立若狭歴史博物館の特別展「戦国の若狭と京極家の女性たち」(福井新聞社後援)が10月17日開幕した。社会が大きく変化した戦国時代から江戸時代初期を生きた小浜藩主・京極家の女性に光を当て、全国初公開の史料や、豊臣秀吉や徳川家康との関係や京極家が若狭国を治めるに至った経緯を示すものなど約60点を展示する。11月15日まで。

 京極家当主・高次は1600年の関ケ原の戦いに際し、大津城に籠城して西軍の進軍を阻止。その功績を徳川家康に認められ、若狭国を与えられた。高次の妻・初(常高院)は豊臣秀吉の側室となった姉・茶々、徳川秀忠の正室となった妹・江とともに、戦国時代から江戸時代へと激動の時代を生きた。

 特別展では武将の活躍だけでなく、女性たちが家族や一族の結束を支え、乱世を生き抜いた姿をクローズアップし、世界の動きやキリスト教との関わりなど全6章に分けて若狭の歴史を掘り下げている。目を引く史料の一つが、関ケ原の戦いの直前、家康が高次に贈ったとされる短刀「吉光」。家康とのつながりを示しており、京極家が若狭国を得た歴史を物語る。妻・初が戦乱で家族を失った失意と、平和な世の中になった喜びを将軍に伝えたと記された寺伝もあり、京極家の歴史を栄光と悲哀の両面からたどる。

 このほか、京極家ゆかりの印鑑や豊臣秀吉が使っていたつえなど全国初公開の6点を紹介する。

 学芸員解説を10月24日(午後1時半)、11月8日(午前10時)に行うほか、10月31日午後1時半から九州大の福田千鶴教授が記念講演する。

 担当学芸員は「若狭地域には全国にアピールできる魅力がたくさんあることを再認識してほしい」と話している。

 午前9時~午後5時(入館は同4時半)。一般400円、高校生300円、小中学生200円。会期中は無休。

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