
勢いよくスタートを切る参加者=4日、南越前町の今庄365スキー場
さまざまなご当地補給食を提供した「ツール・ド・ふくい」の補給所=4日、若狭町鳥浜の道の駅三方五湖横
全国のサイクリストが福井、滋賀の両県にまたがるコースを疾走した10月4日の「ツール・ド・ふくい」。日本海や山々の豊かな自然が広がるコースを800台余りの銀輪が駆けた。サイクリストは後半降り出した雨に体をぬらしながらも、それぞれのペースでゴールを目指した。
ロング(190キロ)、ミドル(160キロ)、ハーフ(100キロ)の3コースが設けられた。ロングとミドルには、自転車で滋賀県の琵琶湖を1周する「ビワイチ」と、嶺南6市町を結ぶ「若狭湾サイクリングルート(愛称わかさいくる)」の一部が組み込まれた。
ツール・ド・ふくいはタイムを競わないのが特徴。南越前町の今庄365スキー場が発着点となり、曇り空の下、参加者は午前6時から次々と出発した。滋賀県高島市のメタセコイア並木や美浜町の水晶浜では、足を止めて愛車とともに写真撮影を行うなど、コース内のスポットを楽しみつつ疾走した。
ゴール直前の急勾配の上り坂にも、雨でぬれた体を奮い立たせペダルを踏んだ。ゴールを通過するとガッツポーズで仲間と喜んでいた。
昨年に続き参加した大阪府の男性は今回、ロングに挑んだ。これまで出場してきた大会の中で最長距離で「何より走り切れて良かった」と安堵(ど)。「日本海の景色を見て癒やされたし、ゴール直前の坂を休まずに登り切れた」と満足した様子だった。
3回目で初のロングに臨んだ敦賀市の参加者は「長距離でも山あり海ありのコースで飽きることなく走り切れた。無事に完走できて良かった」と話した。
ミドルとハーフの一部参加者は、グループでミッションをクリアしながら進む新企画に挑んだほか、町内を謎解きしながら走るサイクリング部門もあった。
敦賀市、若狭町、滋賀県長浜市の計4カ所に補給所が設けられ、福井梅やへしこなどを使ったご当地補給食が振る舞われた。
若狭町鳥浜の道の駅三方五湖横に設けられた補給所は、福井梅のゼリー、県産コシヒカリのおにぎり、豚汁など計6品を提供した。正午ごろには雨も降り出したが、スタッフは「おにぎりいかがですか」と明るく声を掛けながら補給食を手渡し、参加者を後押しした。
2024年の初回から毎年参加している富山県の参加者は「走っていると意外と暑いので、梅ゼリーなど冷たいものがありがたい。山も海も湖も走れるコースが気持ち良い」と話していた。
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