空印寺を出発する一行=22日、小浜市男山

 福井県小浜市と埼玉県川越市の姉妹都市締結40周年を記念し川越市で約20年続く大名行列が10月22日、小浜市内で行われた。行列の保存会や小浜市民ら総勢約30人が市街地を練り歩いた。

 両市は、小浜藩祖・酒井忠勝が川越藩から国替えになった縁で、1982年に姉妹都市提携を結んだ。11月に40周年を迎えるに当たり、大名行列を企画した。

 一行は、ほら貝の音が響き渡る中、のぼり旗やちょうちん、やりや弓を手にして空印寺を出発した。ゆっくりと歩を進め、忠勝をまつる小浜神社や銅像がある小浜市役所などを訪れ、忠勝に思いをはせた。

 ゴールのまちの駅・旭座の屋外広場では、川越藩行列保存会の会長が松崎晃治市長に川合善明川越市長の親書を手渡した。

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