• 天井の明かり窓から光が差し込むホーム。今後、船がモチーフの待合室や、甲板をイメージした木調タイルで仕上げた床を整備する
  • 乗り換え客が行き交う2階コンコース。天井全体は北前船の帆をイメージしたデザインとする
  • 新幹線ホームとコンコースをつなぐエスカレーター
  • コンコースで工事の進ちょくなどについて説明を受ける敦賀市議たち
  • 3階の新幹線ホームからは中心市街地や敦賀湾が見渡せる
  • 新幹線ホームからの敦賀市街地の眺め
  • 市鳥「ユリカモメ」と船首のシャープさをイメージした大屋根が特徴的な北陸新幹線敦賀駅
  • 建築工事が進む北陸新幹線敦賀駅
天井の明かり窓から光が差し込むホーム。今後、船がモチーフの待合室や、甲板をイメージした木調タイルで仕上げた床を整備する

 2024年春に開業する北陸新幹線敦賀駅の完成が1年後に迫った。デザインコンセプトは「空にうかぶ~自然に囲まれ、港を望む駅~」。港町・敦賀にふさわしい駅舎の整備が順調に進む。

 駅舎の屋根までの高さは12階建てビルに相当する約37メートル。整備新幹線の駅では日本一の高さとなる。3階に新幹線ホーム、2階に乗り換えコンコース、1階に在来線特急ホームを整備する。

 ホームは床を船の甲板をイメージした木調タイルで仕上げ、待合室も船をモチーフにしたものとする。窓からは中心市街地の街並みや敦賀湾が見渡せる。2階コンコースは天井全体を北前船の帆をイメージした浮遊感のあるデザインとする計画となっている。

 9月20日は福井県敦賀市会新幹線対策特別委の市議ら約30人が現場視察した。鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道・運輸機構)によると23年秋完成予定で進捗率は58%(8月末現在)。機構担当者は「工事は順調に進んでいる。敦賀の皆さんに愛される、“おらが駅”となったらうれしい」と話している。

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