
協力してたいまつを作る親子=21日、おおい町本郷小
福井県おおい町の夏のイベント「スーパー大火勢(おおがせ)」に向け同町の本郷小で6月21日、たいまつ作りが行われた。1~6年生の児童と保護者ら約90人が力を合わせて行列に用いる100本を仕上げた。
同校PTAが大火勢実行委員会の要請を受け、毎年実施している。
親子らは実行委メンバーから製作方法を聞いた後、作業開始。昨年の大火勢で使った御柱を利用した長さ30センチほどの芯棒にわら縄を巻き付けた。その後、長さ90~100センチの竹の先に芯棒を差し込み針金でしっかりと固定、完成させた。参加者はわら縄の巻き付けに苦労していたが、和気あいあいと取り組んでいた。
2年生の児童は「竹に芯棒を固定するのが難しかった。中学生になったら行列に参加してみたい」と話した。父親は「親子交流のいい機会になった」と笑顔を見せた。
スーパー大火勢は高さ20メートル、重さ1トンの大たいまつを回転させたり、たいまつを手に行列したりする火祭り。今年は9月6日、同町成海のうみんぴあ大飯エリアで開かれる。
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