敦賀まつりで巡行する山車を組み立てる住民ら=27日、敦賀市みなとつるが山車会館

 4年ぶりに開かれる敦賀まつりで巡行する山車(やま)の組み立てと飾り付け作業が8月27日、福井県敦賀市みなとつるが山車会館で行われた。地元住民らが本番に向け、武者人形や車輪を取り付けるなどてきぱきと準備を進めていた。

 敦賀まつりは気比神宮の例大祭に合わせ、9月2~4日に開かれる。最終日の山車巡行では、実物の甲冑(かっちゅう)を着けた等身大の武者人形を載せ、色鮮やかな水引幕で飾られた6基が港町を勇壮に練り歩く。

 この日は山車を所有・管理する元町、相生町、桜町、蓬莱町の4町から約80人が参加。格納庫に保管されていた3基を組み立てた。武者人形はクレーンで高さ2~3メートルほどの舞台座に載せて固定。水引幕は舞台座の欄干の下にひもで結びつけるなど作業に汗を流した。

 つるがの山車保存会の会長は「久しぶりの巡行ということで、皆さん張り切って準備してくれた。本番が楽しみ」と話していた。

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