• ずらりと並ぶ同じメーカーの車=8日、レインボーライン第2駐車場
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ずらりと並ぶ同じメーカーの車=8日、レインボーライン第2駐車場

 福井県三方五湖有料道路「レインボーライン」でこのほど、同じ車種やメーカー、年代の車やバイクに乗って集まったグループに対して、駐車場に並べて止められる場所を確保するサービスが始まった。日本海や湖が広がる絶景をバックに、愛車を並べて記念撮影を楽しめる。

 サービスは山頂公園の運営会社レインボーラインが始めた。支配人によると、駐車場では普段から車やバイクを並べて写真を撮る客が多いという。また、新型コロナウイルス禍で密にならないドライブやツーリングの人気は高まっており、アフターコロナに向けて共通の趣味趣向を持つ人同士のつながりも強くなってきているという。

 サービス開始は、車やバイクの愛好家グループを積極的に誘致し、レインボーラインや周辺地域への観光流入を促進する狙いがある。事前予約が必要で、第2駐車場に台数分の駐車スペースを平日は午前11時まで、土日祝日は同10時まで無料で確保する。山頂公園へは通常料金より安い団体料金で入場できる。

 5月8日は丸いフォルムのフィアットかアバルトの車約20台が県内や滋賀県、京都府などから集まった。ドライバーらは車の部品について語り合ったり、写真を撮ったりして楽しんでいた。滋賀県から来た男性は「景色が最高で車がいつも以上に映える」と喜んでいた。

 カメラなど他の趣味のグループへのサービスも計画中だという。支配人は「すでにできているコミュニティーに対してアプローチしていくことで、さらなる観光流入が見込めると思う」と話していた。

 サービスの予約、問い合わせはレインボーライン=電話0770(45)2678。

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