イベントの来場を呼びかける小浜菓子業組合のメンバー=22日、小浜市和久里の道の駅若狭おばま

 福井県小浜市と若狭町上中地域の菓子販売店でつくる小浜菓子業組合は、冬の銘菓「丁稚(でっち)ようかん」の食べ比べイベントを1月27、28日の両日に小浜市和久里の道の駅若狭おばまで開く。組合に加盟する8店舗がそれぞれ自慢の逸品を出品するほか、今回初めて大野市のようかんも販売し、地域間の味の違いも楽しめる。

 若狭地域の丁稚ようかんは、材料に嶺北の「水ようかん」で主流の黒糖ではなく、白砂糖を使う場合が多いという。イベントは若狭地域の丁稚ようかんの魅力を伝えようと新型コロナウイルス禍を除き、2019年から開いている。

 各店舗のミニサイズようかんの詰め合わせを販売する。6個入り(750円)と8個入り(千円)がある。テイクアウトが基本となるが、飲食スペースも設ける。能登半島地震への義援金に充てるため、ぜんざいも振る舞う(300円)。

 27日は大野市菓子組合の協力を得て、同市内8店舗のミニ丁稚ようかんを4店舗ずつ詰め合わせた各50セット(1セット千円)の販売もある。

 会場では小浜、大野各店舗の単品商品の販売は行わない。

 小浜菓子業組合の清水勇雄組合長は「丁稚ようかんは若狭の食文化をつくる一翼を担っている。イベントを通じて丁稚ようかんの文化を再認識してほしい」と話した。

 両日とも午前10時から午後3時。売り切れ次第終了となる。

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