• 鳥浜漁協の漁師が三方湖で6月末に捕った特大ウナギ。左側は漁師が普段出荷するサイズ=若狭町鳥浜
  • 塩ビ管から口先と尻尾を出している特大ウナギ
鳥浜漁協の漁師が三方湖で6月末に捕った特大ウナギ。左側は漁師が普段出荷するサイズ=若狭町鳥浜

 福井県美浜、若狭両町にまたがる三方五湖の伝統漁法「ウナギ筒漁」で捕獲された特大ウナギが若狭町鳥浜の県里山里海湖(うみ)研究所三方五湖自然観察棟で展示されている。体長は約1メートルで、漁師が普段出荷するウナギの2・5倍、重さは5倍の約1・6キロという。

 特大ウナギは鳥浜漁協の漁師が三方湖で6月末に捕った。長期間捕獲されずに湖で過ごしていたため大きくなったとみられるという。

 骨が硬くて大きく調理しづらいため食用に向かず、研究所が提供を受けた。同棟は火曜以外の午前9時半から午後4時半に開いているが、ウナギは夜行性のためほとんどは塩ビ管の中にいて口先と尻尾が見られるだけで、出てくることはまれという。

 研究所の担当者は「特大ウナギを見て、近くのウナギ屋さんで食事もしてもらって、蒸し暑い日々を乗り越えてほしい」と話していた。

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