福井梅

若狭町は全国的に知られた「福井梅」の産地。日本海側で最大規模を誇り、生産量も全国有数です。福井梅は種が小さく、その割に果肉が多い良質の梅として全国的にも高い評価を受けています。梅栽培の歴史は古く、江戸時代の天保年間（1830〜44）にまでさかのぼるといわれています。明治の初め頃に品種改良され、主に梅干し用の「紅映」と梅酒用の「剣先」が栽培されています。

春、三方湖湖畔を中心に栽培された約8万本もの梅が一斉に開花します。初夏の頃には大きく実った青梅が収穫され、県内外へと出荷されていきます。三方五湖周辺には「梅の里会館」をはじめ、梅干やジャム、梅ワインなど、梅を使ったさまざまな加工品を販売する施設やお店が点在していますので、若狭町のお土産としてどうぞ。

（写真上から）
◎特徴は何といっても実が厚く、種が小さいこと。日本海の潮風とやわらかな日ざしに育まれたおいしさは、「福井の梅」として大相撲の優勝力士に贈られています。
◎春先には可憐な梅の花が次々に開花。三方五湖の湖畔を、白く美しく彩ります。