
美浜町:ボート体験
ラムサール条約湿地に登録された三方五湖をかかえる美浜町は、オリンピックや世界選手権に多くの選手を輩出するボート競技が盛んな町です。
では、なぜ速くボートを前に進める事ができるのでしょうか?
その考え方はニュートンの3法則で説明しますが、まず美浜町でのボート体験を前に、基本的なボートの漕ぎ方と名称を説明します。
ナックルフォアの基本
体験するナックルフォアとは?
4人漕ぎの「ナックル艇」で、4人の「ローヤー(漕手)」と1人の「舵手(コックス)」の計5人のクルーで艇を進めるものです。
このナックル艇は安定性があり、非常に沈みにくい艇ですので、安心して漕ぐ事ができます。
ナックル艇の各部の名称
各部の名称は図にあるように、レール、シート、ストレッチャー、リガー、オールロック(クラッチ)です。
足をストレッチャーに固定し、シートをレール上で前後に滑らせ、足の力も活かして全身でオールを動かします。
ナックル艇のポジション
艇の上では名前ではなく、船首から順番に「バウ」「2番」「3番」「ストローク」「コックス」というように、ポジションで呼び合います。
ストロークは全体の一定のリズムを刻むペースメーカーで、技術が要求され、
バウは漕ぎにくいポジションであるため、最も技術を要求されると同時に、全体が見える位置であるため、全員へのアドバイスを求められます。
「2番」「3番」はいわば艇のエンジン役で体力が求められます。
最後にコックスは、艇のペース配分や漕手のチームワークの統制するために、コール(掛け声)をかけて艇を操ります。
漕ぎ方の基本
オールを一本一本ひく動作をストロークと呼びます。
ボートを前に進めるには、このストロークの繰り返しを行います。