京都の食文化を支える若狭路の集落体験
はじめに
教育旅行の受入が盛んな若狭路は、古より平城京・平安京の朝廷に「御贄」を貢進する国に指定されていました。
藤原宮・平城宮出土木簡には、鯛の鮓・鰯の干物等の魚介類が記されている(現在の高浜町より)ほか、若狭一円にわたって税である「塩」が課されていたことから、幾通りのもの道を使って盛んに都との交流・物流が図られていた事が解っています。
そして現在、京都から若狭路までは約2時間で往来出来るようになっています。
若狭湾観光連盟では、京都の文化体験と合わせて、現在でも京都の食文化を支えている「若狭もの」の流通ルートを辿り、若狭路の自然環境を背景とした"漁村集落文化"や"農山村集落文化"体験で、内容の濃い教育旅行をご提案しております。
このDVDはその若狭路での体験から派生する事前学習資料を納めております。 学校での事前学習のお役になりましたら幸いです。
協力:福井県立若狭歴史民族資料館