港町の風になる　シェアサイクル好評　敦賀　若越画報

• 【爽快】気比の松原は海風に揺れる松の木々のざわめきが心地いい
• 【港の風情】潮風を感じ、港を一望できる金ケ崎緑地のボードウオーク
• 【専用レーン】敦賀市内には通行可能な歩道や専用レーンが多くサイクリングしやすい
• 【随一の名所】年間７０万人もの観光客が訪れる気比神宮にもサイクルポートがある

【爽快】気比の松原は海風に揺れる松の木々のざわめきが心地いい

　福井県敦賀市が導入した自転車の公共シェアサービス「つるがシェアサイクル」。電動アシスト付きの真っ赤な自転車は好評を博しているようだ。港町で風を感じながらさっそうと周遊する利用者からは「楽ちん」「気持ちいい」の歓声が上がる。

　北陸新幹線敦賀開業に向け、２０２０年４月から運用開始した。当初はＪＲ敦賀駅や気比神宮、敦賀赤レンガ倉庫、金ケ崎緑地など市内９カ所に借りたり返却したりできるサイクルポートが設けられ、６０台を配備。３年目となる本年度は気比の松原と日本海さかな街にもポートが増設された。

　延べ利用数は２０年度２９９２人３５８８回、２１年度４１６５人５０２４回。本年度も４、５月は前年同月比で４０％増と好調に推移している。２１日に初めて利用した観光敦賀キャンペーン隊の金子さんは「電動アシストのおかげで楽しく観光名所を回れた」と笑顔で話していた。