• トンボを捕まえようと虫取り網を構える参加者=18日、敦賀市樫曲の中池見湿地
  • 湿地を飛び交うトンボを見つめる参加者
  • 捕まえたトンボをうれしそうに見つめる児童
  • 捕まえたチョウトンボ。美しい羽の色に歓声が上がる
トンボを捕まえようと虫取り網を構える参加者=18日、敦賀市樫曲の中池見湿地

 ヤマサナエにヨツボシトンボ、指先ほどの小さなモートンイトトンボにニホンカワトンボのつがい。チョウトンボの美しい羽根にはため息が漏れた。

 6月18日に開かれたトンボ観察会。福井県敦賀市内外の親子連れらが虫取り網を手に湿地を巡るとアオヤンマの目視なども含めて26種が確認できた。

 日本のトンボ205種のうち県内に約100種。このうち中池見湿地では73種が生息する。全国でもまれな“トンボ王国”で、日本トンボ学会会員の和田さんは「池、湿地、川がモザイク状に凝縮しているから」と理由を説明する。

 粟野南小4年の児童は笑顔で振り返る。「いろんなトンボがいてうれしい。ヤマサナエは初めて捕まえた」
 

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