古着の交換を仲介するサービス「服福サタデー」のチラシ=若狭町天徳寺の「上中クリーニング」

 福井県三方上中郡若狭町天徳寺のクリーニング店「上中クリーニング」が6月18日、不用になった服の交換を仲介するサービスを始める。特に、成長に伴って頻繁に買い替えが必要な子ども服の有効活用が狙いで、店主は「子育て世代の支援につながればうれしい」と話している。

 サイズが合わなくなったり、好みが変わったりして着なくなった“たんすの肥やし”を同店に持ち込むと、「古着交換チケット」がもらえ、最大3着の古着と交換できる仕組み。「服福サタデー」と題し、毎月第1、3土曜に開催する。チケットは他人に譲ることもでき、経済的に困っている人の支援もできる。

 店主の河原さんが企画した。自身の経験から「子ども服がまだ着られるのに、サイズが合わず、泣く泣く捨てることもあった」という。今回のサービスと同様の取り組みが全国の同業者などで広がっていることを知り、2月から準備を進めてきた。

 既に古着を受け付けており、子ども服を中心に約300着がそろう。河原さんは「学生服なども大歓迎。気軽に持ち込んでほしい」と話している。初日の18日は午後1時から古着を店頭に並べる。問い合わせは同店=電話0770(62)0086。
 

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