石のオブジェと制作した金さん=5日、高浜町高野の観自庵

 日本や韓国、チェコ、スロベニアなど国内外の芸術家12人による国際アート展が、高浜町高野の古民家「観自庵(かんじあん)」と同町中山の中山寺で開かれている。立体造形や写真、絵画など強烈な個性を発する約40点が並んでいる。10日まで。

 「ふくいの伝統的民家」に認定されている観自庵を拠点に、高野区を人が集う地域にしようと2014年から始まったプロジェクトで6回目。

 観自庵をアトリエとして利用している韓国出身の造形作家、金明姫(キムミョンヒ)さん(69)=同町今寺=は、石のオブジェと絵画2点を出品した。

 石のオブジェは、今年9~10月、スペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂に続く巡礼路を歩き、インスピレーションを得て制作。高浜町内で拾った多様な石550個を積み上げ、頂点にキャンドルを配置。周囲には現地で見た順路を示す矢印を白チョークで表現した。「何か心に響くような作品を見つけに来てほしい」と来場を呼び掛けている。

 CG画像風に撮影したチェコ出身の写真家の作品、おおい町の画家渡辺淳(すなお)さん(1931~2017年)の20代のときの肖像画もある。

 無料。展示時間は両会場とも午前10時~午後4時(最終日は同3時まで)。10日午後3時からは中山寺でコンサート、同5時からは観自庵で芸術家との交流会がある。問い合わせは高浜まちづくりネットワーク=電話0770(72)2740。

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