• 見た目にも涼しげなくずまんじゅう=19日、小浜市一番町の伊勢屋
  • 雲城水で冷やされるくずまんじゅう。つるんとした食感が楽しめる=19日、小浜市一番町の伊勢屋
  • 職人が手作業で、容器に生地とこしあんを入れて成形する
  • くず粉を雲城水で練り上げた生地とこしあんを容器に入れて成形する
  • くず粉を雲城水で練り上げた生地とこしあんを容器に入れて成形する=19日、小浜市一番町の伊勢屋
  • 雲城水で冷やされるくずまんじゅう=19日、小浜市一番町の伊勢屋
見た目にも涼しげなくずまんじゅう=19日、小浜市一番町の伊勢屋

 つるんとした口当たりに、優しい甘み―。福井県小浜の夏の銘菓「くずまんじゅう」が、小浜市内の菓子店に並んでいる。こしあんが透ける見た目は涼やかで、暑くなるにつれ買い求める客も増える。

 同市一番町の老舗菓子店「伊勢屋」では、1830年の創業以来人気の看板商品。「平成の名水百選」に認定された地元の地下水「雲城水(うんじょうすい)」を使うのがこだわりで、くず粉を入れて練り上げた生地を手作業で容器に入れ、こしあんを包む。

 くずまんじゅうを雲城水で冷やす店頭の光景は清涼感たっぷり。できたてほど透明に近く、狙って買っていく客もいるという。

 4月上旬から販売を始め、ピーク時のお盆には1日約5千個を作る。6代目店主は「これからの暑い時期、涼しさを感じて味わってもらえたら」と話している。

 3個入りで税込み422円。5個、10個入りもある。10月上旬まで販売する。水曜定休。

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