涼しげな音色を響かせるガラスの風鈴=敦賀市金山の福地ガラス工房

 夏を前に、福井県内のガラス工房で風鈴作りが始まっている。チリリン-。風とともに響き渡る涼しげな音色は、千度を超す炎の中から生まれる。

 敦賀市金山の福地ガラス工房は、例年5月から風鈴を作り始める。るつぼで真っ赤に溶かしたガラスをさおに巻き付け、息を吹き込み丸く膨らませる。さまざまな模様を付けた風鈴の中で、つるされたガラス製の花びらと葉が舞い、高く透き通った音を奏でる。

 風鈴作りは9月まで。同工房では吹きガラス体験も受け付けている。

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