皇室に献上する「若狭かれい」を選別する組合員=19日、小浜市川崎1丁目の小浜魚商会館(柿木孝介撮影)

 皇室に献上する「若狭かれい」の干物を選別、箱詰めする作業が19日、福井県小浜市川崎1丁目の小浜魚商会館で行われた。つややかなあめ色の75匹を厳選し、丁寧に包装して発送した。20日に天皇皇后両陛下や上皇ご夫妻、三つの宮家に届けられる。

 若狭湾特産の冬の味覚、若狭かれいはヤナギムシガレイで、上品な甘さ、脂が特徴。皇室への献上は1985年に始まり36回目。

 年末から1月10日にかけて水揚げされた約2千匹から130匹を小浜魚商協同組合員らが選別。18日にうろこや血合いなどを取り除き一塩して一晩寝かせた。この日は午前6時半から午後2時半まで乾燥機に掛け、ピンク色の卵巣がすけるほどに干し上げた。このうち体長25~30センチ、重さ250~300グラムで形が整ったものを選び、15匹ずつ竹籠に詰めてのしや水引で包装した。

 同組合の野村浩理事長(61)は「しけの日が多かったが、例年通り献上できてほっとしている」と話していた。

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