若狭湾の魅力を調査する隊員たち=高浜町内

 福井県の嶺南地域ならではの隠れた魅力の掘り起こしを目指している「WAKASA発掘調査隊」が作品投稿プラットフォーム「note(ノート)」に調査結果をまとめている。既存のガイドブックではあまり取り上げられていないものも「数多く発掘できた」と隊員は手応えを感じている様子。ちょっとした発見の驚きや喜び、道中の楽しさを柔らかなタッチでつづり、発信している。

 調査隊は6月、嶺北在住者を中心に結成。2024年春の北陸新幹線県内開業で敦賀が終着駅となることから「東京から新幹線1本でつながる北陸の最果て つるが・若狭」魅力発掘事業として調査に取り組んできた。「何を見つけるか」より「どう見つけるか」という発見のプロセスにもこだわり、10月から記事をまとめている。

 「移住したての市民こそ地域の魅力を知っている!?」(10月9日付)では、小浜市への移住1年未満の地域おこし協力隊員からの情報をきっかけに“若狭の石舞台”とも呼ばれる加茂古墳群や杉田玄白ゆかりの滝不動尊を訪問。

 調査隊隊長で県チャレンジ応援ディレクターの寺井優介さん(38)は「次々に面白い場所を発見できた。特に古墳は発掘した感じがして、テンションが上がりました!」と興奮気味に振り返る。名誉隊長の杉本達治知事が発掘に初参加した高浜町の調査(10月30日付)では、サイコロで行き先を決める“行き当たりばったり”の旅を楽しんだりもしている。

 寺井隊長は「嶺南にはあまり知られていなくても素晴らしいスポットが数多くある。僕たちのように発掘調査するといった旅の方法そのものを楽しむのもいいのでは」と提案する。記事は若狭町の調査(12月19日付)まで18本。「嶺南にはまだまだ面白いスポットや人がいるはず。引き続き発掘調査を進めていきます」と意気込んでいる。

 名誉隊長、隊長以外のメンバーは次の皆さん。

 ▽隊員 江戸しおり(フリーランスライター)大川晴菜(フリーランスタレント)小林弥生(県嶺南振興局長)

 ▽企画プロデューサー 若新雄純(NEWYOUTH代表取締役)

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