• 根元が大きく曲がり立派に育った谷田部ねぎ=18日、小浜市谷田部
  • 大きく育った谷田部ねぎの畑=18日、小浜市谷田部
  • 大きく根元が曲がった谷田部ねぎ=18日、小浜市谷田部
  • 根元が大きく曲がり立派に育った谷田部ねぎ=18日、小浜市谷田部
根元が大きく曲がり立派に育った谷田部ねぎ=18日、小浜市谷田部

 福井県小浜市谷田部(やたべ)の伝統野菜「谷田部ねぎ」の出荷が始まっている。今季は好天に恵まれ、すくすく成長。特徴である釣り針状の白根の部分はぐっと曲がり、生産者は「きれいなネギができた」と“べっぴん”具合に太鼓判を押す。年末から年明けにかけて出荷のピークを迎える。

 京野菜の「九条ねぎ」がルーツとされる。少なくとも明治初期には谷田部で栽培されていたとされ、農林水産物をブランドとして保護する農林水産省の「地理的表示保護制度(GI)」に登録されている。

 現在は谷田部ねぎ生産組合(12軒)が約1・2ヘクタールで栽培。毎年9月に種をまきおよそ13カ月かけて育てる。途中で2度植え替えし、斜めに植え直すことで根元が大きく曲がるとともに、独特のねばりと甘みを蓄え柔らかくなる。白い部分15センチ、青い部分60センチを基準に収穫している。

 池田良光組合長(64)によると、今季は大きな台風がなく、夏場に適度に雨が降り、10月に暖かい日が多かった。「おかげで葉が傷まず背丈が伸び、全体的にうまく育った」と喜ぶ。生産者の笠島千代枝さん(72)は「焼き飯、すきやき、天ぷら、なんに使ってもおいしい。お好み焼きなら刻んでキャベツの代わりにしてもいい」と話す。

 1日から出荷が始まり、市内のスーパーなどで販売されている。今季は2トン超の収穫を見込んでおり、来年3月末まで続ける。

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