墨流しを体験する台湾人ライター(左)=25日、高浜町和田

 2024年春の北陸新幹線敦賀開業を控え、福井県などが台湾人ライターを招き嶺南を巡る1泊2日のツアー「FAMトリップ」が25日始まった。初日は墨流しや町家宿泊を体験してもらい、開業後のインバウンド(訪日外国人客)増につなげるためのヒントを探った。

 県と嶺南6市町、JR西日本が所属する「海湖(うみ)と歴史の若狭路」発信事業実行委員会などが企画した。インバウンド誘致のため観光商品の磨き上げに向け提言してもらおうと、2019年から行っており6回目。台湾、香港向けに日本の観光情報を発信している台湾人ライターら3人を招いた。

 一行はまず若狭町の県年縞(ねんこう)博物館を見学。続いておおい町成海の道の駅「うみんぴあ大飯」で海の幸や若狭牛を味わった。その後は高浜町和田に移動し、書家の角谷有紀さん(38)宅で伝統の紙染め技法、墨流しを体験した。チン・イーシュウさん(34)は「墨流しは単なる書ではなく斬新で面白かった。年縞博物館はしっかり多言語対応しており好感が持てた」と話していた。

 この後JR小浜線で小浜市に向かい、1棟貸し古民家ホテル「小浜町家ステイ」に宿泊した。

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