国富地区をPRしようと特製の米袋とセットで販売されるシール(左下)=7日、小浜市国富公民館

 国の特別天然記念物コウノトリのひなが57年ぶりにふ化した福井県小浜市国富地区をPRしようと、地区住民でつくる「国富の郷づくり協議会」は、コウノトリをあしらったシールを制作した。特製の米袋とセットで生産者に販売し、コウノトリを育んだ豊かな自然で採れた「国富米」のPRにつなげる。

 市の穀倉地帯の一つである国富地区は、コウノトリの国内野生種の絶滅前の1964年に最後のふ化が確認された場所。同協議会は2019年、地区の知名度向上につなげようと特製の米袋3千枚を制作、生産者に販売した。袋にはコウノトリのイラストや、同年に閉校となった旧国富小の校歌のフレーズが描かれている。

 同地区で今年5月にひな3羽が誕生したのを機に、特製米袋とセットにする形で新たにコウノトリのオリジナルシールを企画、8月に完成した。

 シールは縦約6センチ、横約9センチの四角形と、直径約6センチの円形の2種類。「国富地区でコウノトリ誕生~57年ぶりの奇跡~」と書かれており、同協議会がデザインしたひな3羽のイラストや、地元の「コウノトリの郷づくり推進会(コウの会)」が撮影した写真がデザインされている。

 制作に携わった同協議会の澤田幸弘さん(61)は「米袋を受け取った人が国富やコウノトリのことを思い出してくれるとうれしい」と話している。

 米袋は1枚100円で、1枚ごとに2種類のシールがもらえる。各3千枚制作し、一部をコウの会や市に配布した。問い合わせは国富公民館=電話0770(56)0125。

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