• 若狭高のサバ缶が掲載される来年度発行予定の英語の教科書
  • 若狭高生が開発したサバ缶を紹介する高校英語の教科書
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若狭高のサバ缶が掲載される来年度発行予定の英語の教科書

 福井県小浜市の若狭高海洋科学科の生徒が開発し、宇宙飛行士の野口聡一さんが宇宙で食べた「サバ醤油(しょうゆ)味付け缶詰」の話題が、三省堂が来年度発行する高校英語の教科書に掲載されることになった。無重力状態で飛び散らないよう缶詰の汁にとろみをつけるなど、12年に及ぶ試行錯誤の末につかんだミッション達成を英文や写真で紹介している。

 掲載されるのは、三省堂の高校英語の教科書「MY WAY English Communication I」。本年度版の教科書「MY WAY English Communication I New Edition」は全国で365校、福井県では7校採用されている。

 教科書の編集委員が同校のサバ缶を取り上げた福井新聞の記事に興味を持ち、全国の高校生に同年代の生徒の活躍を紹介できる話題として掲載が決まった。旧小浜水産高時代から長年、高校生が試行錯誤し、実現に結び付けた夢のある取り組みが評価されたという。

 サバ缶が紹介された章「Sending Canned Mackerel to Space」(サバ缶が宇宙へ)は計12ページ。国際宇宙ステーション内で中身が電子機器などに飛び散らないようくず粉を混ぜて粘着性を高めたことや、宇宙空間で味覚が低下する宇宙飛行士のために、濃いめの味付けを考案したことなどが英文で紹介されている。また、生徒たちがサバを試食する様子やページいっぱいに文字が書かれた研究ノートの写真もあり、長年の努力が分かる。

 同科の小坂康之教諭(44)は「全国の高校生に若狭高生の取り組みや、夢はかなうということを知ってほしい」と話していた。

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