嶺南の隠れた魅力を発掘し、全国へ発信しようと意気込むWAKASA発掘調査隊メンバーら=21日、敦賀市の敦賀駅交流施設オルパーク

 2024年春の北陸新幹線敦賀開業を控え、福井県嶺南の隠れた魅力を発掘し、全国に発信する「WAKASA発掘調査隊」が21日、結成された。初年度は調査に注力する考えで、隊員たちは「嶺南を歩き回り、たくさんの人に出会って、知られざる魅力を発見したい」と意気込んだ。

 新幹線開業で敦賀が終着駅となることから「東京から新幹線1本でつながる北陸の最果て つるが・若狭」魅力発掘事業として取り組む。嶺北在住者中心の発掘チームに、嶺南6市町の観光担当職員や観光協会担当者、地域おこし協力隊の若者らによるサポートチームが地元情報を提供したり、住民との橋渡し役になったりする。

 敦賀市の敦賀駅交流施設オルパークで結成式があった。調査隊プロデューサーで慶応大特任准教授の若新雄純さんは「面白いかもな、新しいことが起きるかもな、といった試行錯誤を繰り返す発見のプロセスを発信したい」と初年度の方針を説明。嶺南振興局の小林弥生局長は「若狭のミステリアスなところ、おしゃれなところ、おいしいところ、違った切り口で魅力が発見できたら楽しい。ワクワクドキドキをみんなで作っていきましょう」と激励した。

 隊長に就任した、県チャレンジ応援ディレクターの寺井優介さん(37)は「18年間、敦賀で育ったが、まだまだ知らなかったことがたくさんある。迷いながらでも歩き回り、いろんな人と話をしながら大切なものを発見できたら」と強調する。県外出身で勝山市在住のフリーランスライター江戸しおりさん(29)は「2015年に体験移住で初めて福井に来て、特に感じている県民の温かさも伝わるようにしたい」。鯖江市出身でフリーランスタレントの大川晴菜さん(20)は「自分たちが好きなところを探し出すまでの過程をSNSでシェアすることで、新しい発信の仕方を若者世代に広げていけたら」と話した。

 調査隊では7月中にもブログを開設。発掘の過程や、名誉隊長の杉本達治知事の対談などを随時発信していく。年度末に活動報告し、来年度以降、発掘素材を活用した活動につなげていくことにしている。

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