• 県産のサバ缶を使った「鯖キッシュ」
  • サバ缶をふんだんに使った「鯖の和風キーマカレー」
  • 油で揚げた塩サバの半身を挟んだ「サバサンド」
県産のサバ缶を使った「鯖キッシュ」

 福井県若狭地方で水揚げされた魚介類を京都に運んだ「鯖街道」の要衝熊川宿(若狭町熊川)で、サバを使った料理が人気だ。「サバサンド」「サバのキッシュ」「サバの和風キーマカレー」などおしゃれなコラボレーションが注目を集め、観光客の味覚をとらえている。

 ■水煮缶でキッシュ こだわり風味しっかり堪能

 宿内の「SOL’S COFFEE(ソルズコーヒー)」は県産の水煮缶を使ったキッシュが自慢。1月に形を改良したことで熱々を味わえるようになった。

 サバのキッシュは、直径約15センチのパイ生地に小松菜の茎、パプリカ、サバの順に重ね、生クリームなどを混ぜた卵液を流し込み焼き上げる。これまで大きめの型枠を使っていたため切る際に冷ます必要があったという。こだわったサバの風味もしっかり堪能できる。

 鯖街道にちなんだ料理を模索したどり着いた。代表の荒井利枝子さん(34)は「若い人にも喜んでもらえる。より幅広い世代に浸透させたい」と話す。1個500円(税込み)。午前11時~午後4時。火、水曜定休。

 ■和風キーマカレー ピリ辛 魚苦手な人も

 3月8日の「サバの日」にオープンした「熊川五感キッチンかざね」の看板料理はサバの和風キーマカレー。2種類のカレー粉をブレンドしたピリ辛味で、青魚が苦手な人でも味わえる。

 2年前に大阪府から移住した小山千秋さん(59)が宿内の町指定有形文化財「旧逸見勘兵衛家」で営む。具材は白ネギやシイタケ、国産のサバ缶で、隠し味に町特産の梅干しを入れた。温泉卵付きで、味をマイルドに変えながらサバの風味を楽しめる。

 小山さんによると、熊川ではサバ入りのカレーを作る家庭が多いという。「熊川宿ならではの料理を楽しんで」と話していた。

 1200円(税込み)。午前11時半~午後3時。月、火、水曜営業。

 ■トルコ料理サバサンド ふっくら 味わいさっぱり

 道の駅の向かいにある「サバカフェ」では、油で揚げた塩サバの半身を挟んだ「サバサンド」が人気。大阪市から夫と移住した反田(たんだ)りょうこさん(46)が試行錯誤を繰り返した逸品で、ジューシーなサバをさっぱり味わえる。

 トルコの郷土料理サバサンドを日本人にも食べやすいよう工夫。現地では焼いて挟むが、油で揚げることでふっくら仕上げた。オニオンスライスやレタス、特製マヨネーズと挟み、仕上げにレモンをかける。

 反田さんは「熊川の新たな名物になればうれしい」と話していた。

 サラダ・ポテト付きで1155円(税込み)。テークアウトはサバサンドのみで930円(同)。午前11時~午後4時。火、水曜定休。

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