• 南川上流で乱舞するゲンジボタル=9日午後8時15分ごろ、おおい町名田庄納田終
  • 「蛍の夕べ」のチラシ
南川上流で乱舞するゲンジボタル=9日午後8時15分ごろ、おおい町名田庄納田終

 ホタルを驚かさずに静かに鑑賞しませんか-。ホタルが見頃を迎えている福井県おおい町名田庄納田終(のたおい)の無住集落老左近(おいさこ)で11日から20日まで、古民家を改修した「よざえもんcafe」が夜間限定オープンする。鑑賞スポットに乗り付けるのではなく、カフェの駐車場に車を止め歩いて向かってもらうよう呼び掛け、ライトなど光を嫌うホタルに優しい環境を守る。

 納田終で小水力発電の整備に取り組む合同会社「おおい町地域電力」による初めての取り組み。「蛍の夕べ」と銘打ち、町観光協会、老左近で活動するNPO法人「森林楽校(がっこう)・森んこ」とともに実施する。ホタルが生息することができる環境の保全にも関心を高めてもらいたいという。

 よざえもんは、ホタルの鑑賞スポットのすぐ近くにある。営業時間は午後7~9時で、コーヒーなどの飲み物を提供する。密集を防ぐため、少人数での来店のみ受け付ける。駐車場台数は10台ほど。できるだけ乗り合わせて、車の速度を落としての来場を呼び掛けている。

 同社の執行役員で、同NPO代表の萩原茂男さん(62)は「おおい町地域電力は、川の上流の環境保全に力を入れている。ホタルは大切な観光資源。光を嫌うため静かに風情を楽しんでもらい、地域活性化にもつなげたい」と話している。

 12日午後7時からは、チェロの演奏会が開かれる。入場料、申し込み不要。問い合わせは萩原さん=電話090(2122)9393。

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