福井県小浜市と京都を結ぶ鯖街道沿いの4寺社を巡り県境の針畑峠を目指す「コロナ退散 祈りの鯖街道ウオーキング」が23日、市鯖街道ミュージアムを発着点とするルートであった。参加者は各寺社で一心に祈りをささげるとともに、護摩木の奉納や揮毫(きごう)で新型コロナウイルス禍の収束を願った。

 例年は鯖街道の最短ルート「針畑越え」経由で小浜市から京都を目指す「鯖街道体験ウオーキング」が開かれていた。コロナ禍により2年連続の中止となったことから、実行委が代わりにコロナ退散を祈るウオーキングを企画。実行委員を中心に市内外の17人が参加した。

 出発に先立ち、若狭高書道部の2年生6人が揮毫(きごう)を披露。縦2メートル横4メートルの紙に赤い文字で「コロナ」と書き、続いてそれを打ち消すように、「せーのっ」という掛け声とともに大筆で「退散」の2文字を上書き。「心をひとつに明るい未来へ」と書き添えた。生徒は「まだ厳しい状況だが、心を一つに乗り越えましょう」と呼び掛けた。

 田村均委員長が「疫病退散の願いを心に刻みながら歩いてもらえたら」とあいさつし、「コロナ退散ガンバロー」と全員で力強く三唱し拳を突き上げ出発した。徒歩と車で鯖街道沿いの若狭姫神社、若狭彦神社、若狭神宮寺、白石神社を参拝。このうち若狭神宮寺では、コロナ退散を祈願し事前に募った護摩木を奉納。山河尊聖住職に祈祷(きとう)をしてもらい、参加者も一心に祈った。

 白石神社からは車で上根来(かみねごり)集落に移動。昼食を取った後、徒歩で県境の針畑峠に向かった。

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