コロナ禍前は大勢の観光客が訪れていた若狭和田海水浴場=2019年7月26日、福井県高浜町和田

 福井県内有数の海水浴客入り込み数を誇る高浜町の関係者が5月12日夜、町内全8カ所の海水浴場のうち4カ所を7月10日に開設する方針を固めた。開設までに新型コロナウイルス禍での海水浴場の在り方をさらに協議し、感染防止対策を練り上げる。開設しない4カ所の安全対策も検討する。ただし感染状況次第では、開設中止も視野に柔軟に対応する。

 町内では昨年、コロナ禍により全ての海水浴場が開かれなかった。今年は浜茶屋経営者、各海浜組合長、町などでつくる「安全・安心な海構築会議」が3月から開かれ、開設について協議してきた。12日夜に4回目の会合があり、感染防止対策をした上での開設に前向きな若狭和田、白浜、鳥居浜、城山の町内東側4カ所の海水浴場を開く方針がまとまった。期間は8月22日までの44日間。

 同会議では、坂井市の三国サンセットビーチや京都府宮津市、和歌山県の南紀白浜など、昨年開設した海水浴場に聞き取り調査を実施。各地の感染防止マニュアルを参考に対策を練っている。▽浜茶屋では団体客の注文はまとめて取る▽シャワーのハンドル、ドアノブは定期的に消毒する▽マスク会食の推進-など内容を煮詰めている。

 21日までに県公安委員会に開設届を提出するが、提出後も内容の変更は可能。感染状況によっては会議で対応を協議し、取りやめることもあり得る。開設までにさらに会議を2、3回開き、国の緊急事態宣言が福井に適用された場合など、開設を取りやめる条件なども詰めていく。

 若狭高浜観光協会の大角一馬会長(73)は「開設の方針は決まったが、情勢を鑑みながら随時対応を協議していく。浜茶屋など事業者には感染防止対策の徹底を改めて呼び掛けたい」と話している。

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