大谷商店が開発した缶詰「米かまの炊いたん」

 かまぼこ・ちくわ製造販売の大谷商店(高浜町三明、大谷恭之代表)はこのほど、米粉かまぼこの缶詰加工品「米かまの炊いたん」を開発した。通常なら日持ちしないかまぼこ商品を、常温保存でも3年の賞味期限まで延ばすことに成功。同社や東京の県アンテナショップ「食の國福井館」で販売しており、さらなる販路拡大を目指している。

 新型コロナウイルス感染拡大により同社の売り上げが減少したことから、日持ちする商品をつくろうと昨年5月、福井缶詰(小浜市川崎)と共同開発を開始。県産コシヒカリの玄米の米粉をかまぼこに練り込んだ人気商品「福井の米かま」の缶詰版に取り組んだ。おいしさを損なわない味付けや、ほどよい弾力となるよう殺菌加熱の温度設定などに苦心したという。

 かまぼこは、「かせや味噌(みそ)」(越前市粟田部町)の米こうじ甘酒を使用しただし汁に漬け、密封。塩分は「福井の米かま」の半分以下に抑えた。ごろっとしたつみれ状で、もちもちした食感に仕上げた。

 大谷代表は「だし汁がほんのり甘く、米粉の優しい味を生かした仕上がりになった。鍋に入れたりアウトドアの一品に使ったりと自由に楽しんで」と話している。

 165グラム入りで756円(税込み)。電話での注文や会員制交流サイト(SNS)での販売も行う(別途送料必要)。店舗により価格が異なる場合がある。問い合わせは同商店=電話0770(72)0147。

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