• 丸々と太ったふくいサーモン。漁港で血抜きされ出荷された=8日、小浜市宇久
  • 水揚げされしぶきを上げて跳ねるふくいサーモン=8日、小浜市宇久沖合
  • 丸々と太ったふくいサーモンを持つ浦谷さん=8日、小浜市宇久の宇久漁港
  • いけすのふくいサーモンをすくう水揚げ作業=8日、小浜市宇久沖合
  • いけすを泳ぐふくいサーモン=8日、小浜市宇久沖合
丸々と太ったふくいサーモン。漁港で血抜きされ出荷された=8日、小浜市宇久

 福井県産養殖トラウトサーモン「ふくいサーモン」の出荷が、おおい町や小浜市で始まった。同市では8日に水揚げ初日を迎え、約400匹を出荷。昨季の県内平均重量2・4キロを大きく上回る3キロ超えの個体が次々と水揚げされた。漁業者は「よく肥えて脂が乗り、身も締まって過去最高の出来」と喜んでいる。

 養殖は6季目。おおい町、小浜市、美浜町、福井市の4カ所で取り組んでいる。養殖前に稚魚を大きくし、海水に慣れさせる技術が向上し、出荷時に生き残っている確率が年々上昇。出荷量は毎年順調に増えている。県内全体で今期は昨季より18トン多い158トンの出荷を見込む。

 小浜市宇久沖では、同市西小川、加尾、宇久の漁業者、市漁協、海洋土木建設業のイワタ(同市)でつくる「市トラウトサーモン養殖振興協業体」が養殖している。5季目の今季は、昨季と同規模の稚魚2800匹を、昨年12月21日から育ててきた。

 この日は午前9時半すぎに宇久漁港を出港し、沖合約1キロにある養殖いけすへ向かった。いけす2基のうち1基のサーモンを網で何度もすくい、氷水が詰められた箱に移した。

 銀色のうろこを輝かせながら元気いっぱい大きく跳ね、うろこや氷が周囲に飛び散るほどだった。3キロ超えの個体が多く、平均重量は2・8キロと例年にない成長ぶり。最大で3・7キロのものもあった。

 養殖に携わる宇久定置網の浦谷俊晴社長(52)は「今季は餌をしっかり食べてくれて成長が早く、出荷を1週間早めた。雪が降って身が締まり、脂も乗っておいしく育ってくれた」と太鼓判を押した。港で血抜きした後、市内に出荷された。

 おおい町では6日から出荷を開始。県内の出荷は5月いっぱい続き、県内外のスーパー、飲食店で販売される。

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