
水田から飛び立つコハクチョウの群れ=21日、若狭町向笠
空を舞うコハクチョウの群れ
群れでえさを探すコハクチョウ
群れでえさを探すコハクチョウ
若狭町に集まったコハクチョウ
田んぼから飛び立つコハクチョウの群れ=21日、若狭町向笠
水田から飛び立つコハクチョウの群れ=21日、若狭町向笠
〝冬の使者〟コハクチョウが福井県若狭町の三方湖周辺に100羽近く飛来している。例年は20羽ほどだが、今年は嶺北以北の田んぼが雪で埋まり、餌場を求めて南下したとみられる。21日は同町向笠の田んぼで餌をついばむ群れの姿が見られた。
日本野鳥の会福井県の小嶋明男副代表(65)によると、今月中旬に嶺北で大雪となって以降、比較的雪が少なかった三方湖周辺で急激に個体数が増えたという。11日は25~30羽だったが、20日に89羽、21日には100羽近く確認した。個体の入れ替わりも多く、小嶋副代表は「雪の影響で餌場を求めて来たのだろう。これまで見た中で一番多い」と話している。
遠くから見守っていたパート職員、大南芳子さん(66)=同町藤井=は「とてもかわいい。これだけ集まっているのはすごい」と写真を撮っていた。
例年2月末ごろまで見られる。同会は、観察する際には近づきすぎないよう注意を求めている。
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