「商標登録で内浦地区の盛り上げに貢献したい」と話す馬場さん=高浜町鎌倉

 福井県高浜町鎌倉でイチゴ農園を運営する合同会社「内浦H&Sクリエイト」が、地元内浦地区産の大粒イチゴを「リッチゴ」として商標登録した。「リッチなイチゴ」が由来。ブランド化を図り、高付加価値商品として都市部への出荷を目指しており、代表社員の馬場祥誠(よしあき)さん(41)=同区=は「地区の盛り上げ、産業化のきっかけにもなれば」と期待を込める。

 同社はイチゴ園「パピィフルーツパーク」で「章姫(あきひめ)」という品種を1・6アール栽培している。嶺南にあるほかの農園と比べ小規模、後発で、さらに山間部にあるため観光園としてもあまり知られていない。知名度アップと差別化を図るため、昨年2月に商標を申請し、同8月に登録された。

 リッチゴの条件は内浦地区産で、効率的に育てられる高設養液栽培であること。さらに高品質で粒の大きさやおいしさなどで感動を与えることも盛り込んだ。

 都市部での商談会で高品質、高価格帯商品の需要が高いことを知り、将来的に「大粒で糖度の高いものを9個ほど厳選し、8千~1万円ぐらいで売り出せるようになりたい」と話す。一方で地元では、引き続き買い求め安い価格を維持したいという。

 地区内でイチゴを生産するのは馬場さんだけだが、将来的に仲間を増やしたいとの思いから、地区産であればリッチゴと名付けられるようにした。「粒の大きなイチゴ」イコール「リッチゴ」と消費者と価値を共有できてブランド化が軌道に乗り「イチゴ栽培に興味を持つ若者が増えたとき、協力して発信し、一緒に内浦を盛り上げたい」と熱く語る。

 リッチゴの商標登録は、ホームページやSNS(会員制交流サイト)で発信。今後商談会でもPRしていく。問い合わせは同社=電話0770(50)7729。

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