色とりどりの料理が並んだカラフル野菜の調理提案会=17日、小浜市の県嶺南振興局

 赤ダイコンなどカラフルで珍しい野菜の生産者、JA福井県若狭基幹支店、福井県嶺南振興局は17日、福井県小浜市の同局で栽培評価会、調理提案会を開いた。地元では浸透がいまひとつな一方、大阪では評価が高いことなど、売れ行きの手応えを確認。家庭でも手軽に作れるレシピが紹介された。

 同局は昨年度から、直売所向けの新たな珍しい野菜の栽培に取り組む小規模農業者を支援する「小さな農業チャレンジ応援事業」に取り組んでいる。本年度は同市、若狭町の農家4軒が赤や黄色のニンジン、赤カブ、茎が赤や黄色の葉野菜スイスチャードなど「カラフル野菜」の栽培に挑戦した。

 農家からは「甘くておいしい」「やわらかい」など味は好評だったが、「カラフルで珍しい分、小浜での売れ行きはいまいち」といった声が聞かれた。一方で大阪府茨木市に直売所を構える同支店の担当者は「大阪では逆に売れる商材になっている」と説明した。

 続いて野菜ソムリエ、森川さおりさん(46)=高浜町=が考案したカラフル野菜を使ったナムルやサラダなどを試食した。テーブルにはオレンジや緑、紫色と色とりどりの皿がずらり。参加した井上仁子さん(77)=小浜市=は「紫ダイコンのジャムがおいしかった。カラフル野菜は消費者の目を引きやすいのでまた育てたい」と話していた。

 県は今後、直売所でレシピを配りカラフル野菜の浸透を図りたいとした。

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